歯周病は日本人成人の約8割が発症しているとされる国民病です。症状が進行すると歯ぐきや歯を支える骨に炎症が広がり、歯がぐらついたり最悪の場合は歯を失ってしまうこともあります。さらに近年の研究では、歯周病菌が誤嚥性肺炎や糖尿病、心臓病、脳梗塞、認知症など、全身の病気を悪化させることも分かってきました。
当院では、歯周病治療器「ブルーラジカル P-01」を導入し、重度の歯周病にも積極的に治療を行っています。「ブルーラジカル P-01」は、外科手術を必要としない治療法として、日本でも厚労省から正式に認証を受けています。
この治療は、3%過酸化水素水に青色の光を当て、「フリーラジカル」という強力な殺菌成分を発生させ、歯周ポケットの奥までしっかり殺菌します。
さらに器具の先端が超音波で振動するため、プラーク(歯垢)や歯石の除去も可能です。
これにより、炎症や膿が改善し、歯周ポケットが浅くなるといった効果が確認されています。従来の超音波洗浄に比べても、歯ぐきの炎症や歯のぐらつきが抑えられ、歯周病の進行を食い止める可能性が高い治療法です。