2023.11.15
こんにちは、abcデンタルクリニックです。
ぴりっと痛む口内炎に悩まされたことのある方も少なくないのではないでしょうか。口内炎になるのはビタミンが不足しているからだ、口内炎に効くのはビタミンだ、とはよく言われていますが、どのようなビタミンが関係しているのでしょうか。
●口内炎とは●
口の中の粘膜に起きる炎症の総称を「口内炎」といいますが、その原因は様々で、口内炎にもいくつかの種類があります。その中でも、栄養バランスの乱れやストレス、疲労、睡眠不足などが原因となって生じる口内炎を「アフタ性口内炎」といいます。アフタ性口内炎は、頬の粘膜や唇の内側、歯ぐきなどに2~10mmほどの白くて丸い潰瘍を形成することが大きな特徴です。通常であれば、1~2週間で症状はおさまります。
●口内炎に効くビタミンとは●
ビタミンとは、タンパク質、糖質、脂質の代謝を円滑に進める役割をもつ栄養素で、体内で合成できないため食品から摂取する必要があります。13種類あるビタミンのうち、口内炎の予防や症状の改善に効果的であるとされるのはビタミンB群、ビタミンA群などです。特に、ビタミンB2は皮膚や粘膜の機能を正常に保つ働きをもっています。
●ビタミンB2を多く含む食べ物●
ビタミンB2は水溶性ビタミンの一種ですが、酸や熱には比較的強いとされており、調理をしても栄養素が消失することは少ないといわれています。ビタミンB2を多く含む食品には、レバー、うなぎ、カレイ、卵、納豆、アーモンドなどが挙げられます。過剰摂取したとしても、尿中に排泄されるため特に心配はいりません。
●食事だけでは不十分な場合は●
ビタミンだけを摂取しようとするのではなく、あくまでも主食、主菜、副菜からバランスよく栄養素を摂るようにしましょう。もし食事だけでは必要な栄養素が摂取しきれない、という場合は、市販のサプリメントなどを活用してもよいでしょう。
●まとめ●
このように、口内炎の予防や症状の改善には、ビタミンB2をはじめとする栄養素を積極的に摂取することが効果的です。また、併せてお口の中も清潔に保ち、細菌が繁殖しにくい環境を整えましょう。もし1~2週間が経っても症状が改善しない場合は口内炎でない他の疾患である可能性もあるため、早めに医療機関を受診するようにしてください。
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