2023.04.15
こんにちは、abcデンタルクリニックです。
脱マスクの兆しが見え始めていますが、マスクの下で知らず知らずのうちに口呼吸になっていませんか?口呼吸はお口の中だけでなく全身の健康にも影響を及ぼすため、注意が必要です。
●口呼吸とは●
通常、人は鼻で呼吸をしますが、吸う息と吐く息どちらか一方でも口で行っている状態を口呼吸といいます。口周りの筋肉の衰えや、鼻炎や花粉症などによる鼻づまりから口呼吸になることもありますが、マスクを装着し続けていることの息苦しさから、無意識のうちに口呼吸になっている人が増えています。。
●口呼吸が及ぼす影響1 むし歯や歯周病、ドライマウスになりやすくなる●
いつも口が開いていることによりお口の中が乾燥するため、細菌が繁殖しやすい状態を作ってしまいます。また、唾液の量が減ることにより口の中の汚れを洗い流す作用や抗菌作用が働きにくくなることが重なると、むし歯や歯周病になりやすくなってしまいます。唾液が減ることにより、口臭が気になったり、ドライマウスになる可能性も高くなります。
●口呼吸が及ぼす影響2 歯並びが悪くなる●
本来、歯は外側からと内側からの力が均等にかかる位置に生えています。しかし、口呼吸により唇や頬の筋肉が緩むと外からの力がかかりにくくなり、出っ歯や受け口の原因となります。
●口呼吸が及ぼす影響3 風邪をひきやすくなる●
鼻で呼吸をしていれば、鼻毛や鼻腔粘膜がフィルターのような役割を果たし、ウイルスやほこり、花粉などが体内に直接侵入するのを防いでくれます。しかし、口呼吸をしているとこれらの異物が直接体内に入るため、風邪をひきやすくなります。
●まとめ●
口呼吸は、お口の中だけでなく全身の健康にも影響を及ぼします。舌や口周りの筋肉を鍛えることで改善が期待できますので、手軽にできそうなものから取り入れてみましょう。そして、日頃の生活の中で鼻で呼吸をすることを心がけましょう。
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