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歯科医院で撮るレントゲンでは何が分かる?

2023.10.16

こんにちは、abcデンタルクリニックです。

 

歯科医院を受診する際には、全ての歯を映し出すレントゲンを撮影します。このレントゲンを「パノラマレントゲン」といいますが、この画像からどのようなことが分かるのでしょうか。

 

●パノラマレントゲンとは●

パノラマレントゲンとは、歯科治療における検査として撮影されるレントゲンの一種です。X線とよばれる放射線を使って撮影されます。顔の周りを機械が回転して、目の周囲(眼窩)から下顎のオトガイ部までの範囲を一枚のレントゲンとして映し出します。レントゲンでは、空気のほかにむし歯や歯の亀裂などが黒く映り、歯や骨、薬剤や金属などの人工物は白く映ります。

 

●パノラマレントゲンから分かること●

以下のように、パノラマレントゲンの画像からはたくさんの情報を得ることができます。

 

・むし歯の有無や進行状況

・歯周病の進行状況(歯石の有無や歯槽骨の状態)

・親知らずの有無や生えている方向

・歯の根の状態

・これまでの歯科治療歴

・顎の骨の中の病気

・顎関節の状態

・上顎洞(副鼻腔)の状態

・過剰歯、埋伏歯、欠損歯

 

●パノラマレントゲンの被ばく量●

X線や放射線と聞くと、被ばく量が気になる方もいらっしゃるかもしれません。私たち人間は日常生活の中でも常に微量の放射線を浴びており、その量を「自然被ばく量」といいます。自然被ばく量は年間2.1ミリシーベルトといわれています。一方、パノラマレントゲンを1枚撮影した場合の被ばく量は0.02ミリシーベルトです。年間の自然被ばく量に比べるとごく僅かであり、さらには撮影時に防護エプロンを撮影することでさらに被ばく量を100分の1程度にすることができます。したがって、被ばく量に関しては大きな問題はございませんので、ご安心ください。

 

●まとめ●

このように、パノラマレントゲンの画像からは歯科治療に必要な様々な情報を得ることができます。お口の中や周囲の状態を確認し、病気を早期発見するためにも、パノラマレントゲンの撮影は定期的に受けるようにしましょう。

投稿者:abcデンタルクリニック

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