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昔に治療した歯の詰め物、そのままで大丈夫?今こそ確認すべきポイント

2025.09.01

こんにちは、abcデンタルクリニックです。 

 

昔に治療した歯の詰め物、特に気にせずそのままになっていませんか?特に昭和から平成初期にかけてのむし歯治療では、金属の詰め物が一般的でした。中でも「アマルガム」と呼ばれる水銀を含む合金がよく使われていましたが、現在では使われていません。今回は、昔の詰め物についての安全性や劣化のリスク、交換のタイミングなどをご紹介します。

 

アマルガムとは?

アマルガムは、水銀と銀、銅、スズなどを混ぜた合金です。加工しやすく耐久性があるため、長い間むし歯治療に使われてきました。しかし、水銀を含むことから健康への影響を心配する声もあります。現在は使用が制限され、多くの歯科医院で別の素材に置き換えられています。

 

アマルガムの安全性は?

お口の中に入ったアマルガムはわずかに水銀蒸気を放出することがありますが、その量は極めて少なく、通常の使用では健康被害が出るリスクは低いとされています。ただし、詰め物が劣化したり、長期間使い続けることで微量の水銀が蓄積される可能性は否定できません。また、アマルガムの金属イオンが溶け出し、金属アレルギーを引き起こす場合もあります。歯ぐきの黒ずみや口内炎のような症状が出ることがあるので注意が必要です。

 

詰め物の劣化と交換のタイミング

古い詰め物は経年で劣化し、表面がザラついたり、歯との隙間ができてむし歯(二次むし歯)を招くことがあります。冷たいものがしみたり、噛むと痛みを感じる場合は早めに歯科医院を受診しましょう。劣化が見られたり、金属アレルギーが疑われる場合は、健康面のリスクを考え、詰め物の交換を検討します。最近では見た目が良く、体にも優しいレジンやセラミックなどのメタルフリー素材が主流となっています。

 

まとめ

昔に治療した銀色の詰め物の中でも、特にアマルガムは注意が必要なケースもあります。すぐに取り替える必要はありませんが、経年劣化や症状がある場合は歯科医院でチェックを受けるようにしましょう。健康リスクを減らすため、適切なタイミングでメタルフリー素材への交換も検討することが大切です。気になる方は、お気軽にご相談ください。

投稿者:abcデンタルクリニック

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