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歯みがきがインフルエンザ対策になる?

2025.12.24

こんにちは、abcデンタルクリニックです。 

 

最近、ライオン株式会社が「歯みがきをすると唾液のインフルエンザウイルスを無力化する力が高まる」という非常に興味深い研究結果を発表しました。インフルエンザやさまざまな感染症への不安が続く今、毎日の歯みがきが“感染対策の一つ”になる可能性が示されたのです。今回は、その研究結果についてご紹介します。

 

唾液にはウイルスから守る力がある

まず知っておきたいのは、唾液にはもともとウイルスを不活化(弱らせる)する働きがあるということです。唾液には多くの抗菌・抗ウイルス成分が含まれ、口から体に入ってくる病原体を最初の段階で防ぐ役割を担っています。しかし、普段この唾液の力がどのように変化するのかは、これまで十分に明らかになっていませんでした。

 

歯みがき前後で何が変わったのか?

今回の研究では、20〜50代の健康な男女16名が対象となり、歯みがきの前後で唾液のウイルスに対する力を測定しました。すると、歯みがきの5分後にはインフルエンザウイルスを抑える力が有意に上昇していたのです。1時間後でも完全に元に戻るわけではなく、ある程度高まった状態が続く傾向も見られました。さらに興味深いのは、歯みがきによって口の中の細菌がどれだけ減ったかと、唾液のウイルス不活化能がどれだけ上がったかに関連があったという点です。細菌がしっかり減った人ほど、唾液のウイルスを弱らせる力がより高まる傾向が確認されました。

 

口腔ケアと免疫力の意外な関係

つまり、歯みがきで口の中がきれいになる → 唾液の防御力が引き出されるという流れが科学的に示されたということです。これまでにも、口腔衛生状態が良い人はインフルエンザを発症しにくいという報告はありましたが、今回の研究はその理由を生化学的に裏付ける大きな一歩といえます。

 

毎日の歯みがきが体を守る一歩に

日々の歯みがきは、むし歯や歯周病を予防するためだけではなく、体の免疫力を手助けし、感染症への備えにもなる可能性があるということがわかってきました。特別なことをしなくても、いつもの歯みがきを丁寧にするだけで、私たちの体が本来持っている力を引き出せるかもしれません。

 

まとめ

インフルエンザが流行する季節はもちろん、季節を問わず、「食べたら磨く」だけでなく、朝・夜の丁寧な歯みがきを習慣にすることが、全身の健康を守る第一歩です。ぜひ今日から、いつもの歯みがきを少し丁寧にしてみてください。

 

投稿者:abcデンタルクリニック

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