2022.12.06
こんにちは、abcデンタルクリニックです。
12月になり、今年も残すところ1ヶ月になりました。これからどんどん寒さが厳しくなり、冬本番を迎えます。冬は、歯痛を訴える人が多い季節でもあるのをご存知でしたか。
もちろん、虫歯になって歯が痛むという方も一定数おられるのですが、それ以外の冬だからこそ発生する理由、例えば「知覚過敏」や「歯の食いしばり」で、痛みを感じている人も少なくありません。どうして冬にそういった問題が発生するのでしょうか。
「知覚過敏」とは、冷たいものを飲んだり食べたりしたときに、キーンてくるあの痛みです。知覚過敏の原因は、歯の表面を覆っている固いエナメル質が溶けて、歯の中にある象牙質が剥き出しになってしまっていることにあります。その象牙質の部分に冷たいものが当たると、痛みを感じてしまいます。特に寒い日には、冷たい風や外気に触れることで、痛みが走る場合も少なくありません。
また、冬の寒さが引き起こす歯痛が、実は筋肉痛ということもあります。その原因になるのが、歯の食いしばりです。みなさんも、寒い日に奥歯を噛み締めながら寒さに耐えたという経験はありませんか。このような歯の食いしばりは、無意識のうちにしてしまうもので、自覚している人は多くありません。
寒い夜には、歯を食いしばりながら寝ていることもあります。そのような寝方をすると、どうしてもあご周りの筋肉が長い間緊張してしまい、筋肉痛になってしまうのです。しかし、無意識にしていることですから、それを筋肉痛と思わず歯痛だと感じてしまうことがあるのです。
これらの冬の歯痛には、対処方法があります。知覚過敏の場合、マスクをしたり、マフラーで口元を覆ったりするだけで、痛みが緩和されることもあります。また、知覚過敏用の歯磨き粉や塗り薬を使用してみるのもいいでしょう。
歯の食いしばりが問題となっている場合は、あご周りのストレッチをしてみることで、痛みが和らぐことがあります。それでも、痛みが取れない場合は、食いしばりや歯ぎしり対策のマスピースを使うことができます。
歯痛にはいろいろな原因があります。それが虫歯によるものでなかったとしても、歯科医院で治療することができます。知覚過敏や食いしばりでお悩みの方も、お気軽にご相談ください。
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