2025.09.16
こんにちは、abcデンタルクリニックです。
むし歯治療やホワイトニングをきっかけに、セラミック治療を検討されている方も多いかと思います。自然な歯の色に近く金属アレルギーの心配もないセラミックは、見た目と機能の両方を重視した優れた治療法です。しかし、自由診療で費用が高額になりやすいため、医療費控除の対象になるかどうか気になるところですよね。今回は、医療費控除の対象となるセラミック治療の条件や、治療目的と審美目的の違いについてわかりやすく解説します。
セラミック治療とは?
セラミック治療とは、むし歯を治療する際に、歯の詰め物やかぶせ物として陶器素材のセラミックを用いる方法です。従来の銀歯は錆びやすく、金属アレルギーを引き起こすリスクや、歯との間に隙間ができてむし歯が再発しやすい問題がありました。それに対し、セラミックは自然な歯の色調に近く、金属アレルギーの心配もなく、耐久性にも優れています。現在では、むし歯治療はもちろん、見た目が気になる銀歯をセラミックに交換するケースも増えています。
医療費控除の対象となるセラミック治療とは?
セラミック治療は保険適用外の自由診療であるため、費用は高額になりがちです。そんな中、治療目的として認められた場合に限り、医療費控除の対象となり経済的な負担が軽減される可能性があります。具体的には以下のようなケースが該当します。
●むし歯や歯の欠損治療のためにセラミックの詰め物やかぶせ物を行った場合
●金属アレルギーなど医学的理由により金属を使わずセラミックを選んだ場合
●噛み合わせや噛む機能の改善を目的にセラミック治療を行った場合
ただし、純粋な審美目的、つまり「見た目を良くしたいだけ」の場合は医療費控除の対象外となります。ご自身の治療が対象になるかどうか、事前に歯科医院で確認しておくと安心です。
医療費控除の申請方法と注意点
医療費控除を受けるには、確定申告が必要です。年間に支払った医療費の領収書を保管し、「医療費控除の明細書」を作成して国税庁の確定申告書に添付します。通院費用のうち公共交通機関の料金は控除対象ですが、自家用車のガソリン代や駐車場代は対象外となるので注意しましょう。提出期間は毎年2月16日から3月15日までで、税務署への持参、郵送、またはe-Taxによるオンライン申告が可能です。
まとめ
治療目的で行うセラミック治療は医療費控除の対象となり、領収書を保管して確定申告を行うことで経済的な負担を軽減できます。制度を活用して、高額になりやすい自由診療の治療費を少しでも抑えましょう。
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