2024.06.14
こんにちは、abcデンタルクリニックです。
毎日の歯磨き、なんとなく磨いていませんか?実は磨き残しが出やすい場所はある程度傾向があり、その場所に気をつけながら磨くだけでも歯磨きでのプラーク除去率がぐっと上がります。今回は、歯磨きでプラークが残りやすい場所をご紹介します。
●歯と歯ぐきの境目●
歯周病を予防するためには歯と歯ぐきの境目を重点的に磨くことが大切ですが、意外とここは磨き残しが出やすい場所です。歯と歯ぐきの境目のプラークを効率よく除去するには、歯ブラシを斜め45度になるようにあてると毛先がしっかりと当たります。歯ブラシを小刻みに動かし、1箇所あたり歯ブラシを10~20往復は動かしましょう。
●奥歯の溝●
むし歯になりやすい奥歯の溝も、磨き残しが多くなりやすい場所です。歯ブラシが奥まで入りにくい場合は、ワンタフトブラシのように小回りの利く補助清掃用具を活用するとよいでしょう。
●歯と歯の間●
最も磨き残しが多くなりやすいのが歯と歯の間です。歯列はカーブしているため、まっすぐに歯ブラシを当てているだけでは歯間部のプラークを十分に除去できません。歯ブラシの毛先を歯と歯の間に入れるように意識して、歯ブラシを小刻みに動かしましょう。また、歯ブラシだけでは全てのプラークを除去しきれません。デンタルフロスや歯間ブラシなどを適宜活用し、できるだけ磨き残しが出ないように丁寧に磨きましょう。
●前歯の裏側●
前歯の裏側は歯列の中でも最もカーブしている部分であり、歯ブラシの毛先が届きにくくなります。特に下の前歯の裏側は近くに唾液腺があることからも、プラークが石灰化してできる歯石がつきやすい場所です。ここを磨くときには歯ブラシを縦に持ち替えて毛先の「つま先」や「かかと」を使うように意識しましょう。
●まとめ●
今回は、歯磨きでプラークが残りやすい場所についてご紹介しました。毎日の歯磨きを正しく丁寧に行うことが、むし歯や歯周病といった歯の病気の予防に繋がります。また、これらのセルフケアに加えて定期的に歯科医院で検診やクリーニングを受けることも大切です。
クリーニングや定期検診のご予約は、ぜひお気軽にお問合せください。
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