2024.08.15
こんにちは、abcデンタルクリニックです。
親知らずは適宜抜歯が必要になる歯です。ただし抜歯後のケアを適切に行わなければ、痛みや感染のリスクが増すことになります。今回は、親知らずを抜いた当日と翌日以降の食事、運動、入浴、歯磨きなどの注意点を詳しくお話ししていきます。
●親知らずを抜いた当日の注意点●
・食事
親知らずを抜いた直後は、麻酔が効いている状態です。抜歯の際の麻酔は2〜3時間の効果があるので、麻酔がきれるまではできるだけ食事はひかえるようにしましょう。麻酔が効いている状態で食事をしてしまうと、頬や舌を誤って噛んだり、熱いもので口の中を火傷してしまったりする可能性があります。
・運動
抜歯後は、安静にすることが求められます。激しい運動や重いものを持ち上げることは避け、心臓の鼓動が速くなるような活動は控えましょう。これにより出血を最小限に抑え、患部の治癒を促進します。
・入浴
抜歯当日は血圧の上昇を避けるために、湯船に浸かっての入浴は控えましょう。シャワーを浴びる場合でも長時間の熱いシャワーは避け、短時間で済ませるようにしてください。
・歯磨き
傷口に歯ブラシが当たるのが怖くて歯磨きをしたくない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、お口の中を衛生的に保つことが患部の治癒にも大切です。抜歯した部位を避けて優しく歯を磨くようにし、歯磨き粉は刺激が少ないものを選びましょう。また、うがいは控えめに行い、患部に刺激を与えないようにします。
●翌日以降の注意点●
・食事
翌日以降は、柔らかい食べ物を中心に食べるようにしましょう。おかゆ、スープ、豆腐、ヨーグルトなどが適しています。固い食べ物や粘り気のあるもの(例えば、チーズやもち)は、抜歯した部位に負担をかける可能性があるため避けてください。また、アルコールや刺激物(辛い食べ物や熱い飲み物)は傷口を刺激して炎症を引き起こす可能性があるため、1週間程度は控えることをお勧めします。
・運動
軽い散歩や簡単なストレッチなど、穏やかな運動は問題ありません。激しい運動は抜歯後1週間程度避けましょう。
・入浴
翌日以降は通常の入浴が可能ですが、血行を過度に促進しないよう注意しましょう。
・歯磨き
歯磨きは通常通りで問題ありません。患部は避けて磨くようにしましょう。
●まとめ●
親知らずの抜歯後はお口の中を衛生的に保ち、歯科医師の指示に従って生活しましょう。万が一異常を感じた場合や痛みが続く場合は、すぐに担当歯科医師にご相談ください。
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