2022.01.30
お口の中の乾燥はむし歯や歯周病のリスクに!?
こんにちは、abcデンタルクリニックです。
新型コロナウイルスの感染拡大防止や冬という季節柄もあり、マスクは今や必須のアイテムになっていますよね。
マスクは外からの菌の侵入などを防いでくれますが、マスクをしている時のお口の中はとても乾燥しやすい状態になっています。特に季節は冬になり、より乾燥しやすい環境になってきています。
お口の乾燥は口内の健康においてはむし歯や歯周病のリスクになりますので、今日は口腔ケアについて少しお話させてください。
◆マスクをすることでなぜ口の中が乾燥するのか
マスクをすることによって、していない時よりも呼吸をしにくくなるので、口呼吸になりがちです。口呼吸をすると、口の中が乾燥し、唾液の分泌量も減ってしまいます。
この唾液がお口の健康を維持するのに、重要な役割を果たしてくれています。
◆乾燥はむし歯や歯周病の原因になる
むし歯や歯周病の進行には歯垢(プラーク)が大きく関わってきます。
プラークはお食事のあとの食べかすや、歯磨きの磨き残しと虫歯菌や歯周病菌が混ざり合って、作られます。
唾液にはこのプラークを洗い流す役割があり、乾燥によって唾液量が減ってしまうと、必然的にプラークが生まれやすくなってしまいます。そしてこのプラークがむし歯や歯周病を進行させてしまいます。むし歯や歯周病になってしまうと完全にはもとに戻りませんので、早期発見、早期治療が大事なのと同時に予防をしていくことが大切になります。
◆お口の乾燥を防ぐために
乾燥対策として有効なものに、食事の際によく噛んで食べることが挙げられます。一見、関係なさそうに見えることですが、よく噛むことによって、唾液の分泌が促進されるので、口の中が乾燥しにくくなります。
また適度な水分補給と室内が乾燥しないように加湿器を利用するなども効果があります。
唾液腺マッサージも有効です。耳の前あたりにある耳下腺や顎の下にある顎下線などをマッサージして刺激してあげると唾液の分泌が促されます。
マスクが必須アイテムになっている昨今、きちんとしたお口の中の乾燥対策ケアは、お口の健康を維持していくためには必要不可欠になってきています。ぜひお試しいただければと思います。
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