2023.07.01
こんにちは、abcデンタルクリニックです。
むし歯の治療では、歯を削ったあとにその箇所を補う処置をします。その際によく聞く「詰め物」と「被せ物」は同じものなのでしょうか?
●詰め物と被せ物の違い●
詰め物と被せ物は似て非なるものです。詰め物は比較的小さなむし歯を削ったあとの処置として行われるもので、歯科用語で「インレー」といいます。一方、被せ物はむし歯が比較的進行していて削った部分が大きい場合や歯の神経を取った場合に行われる処置です。歯科用語では「クラウン」といいます。
●詰め物や被せ物の処置をする際に決めなければならないこと●
詰め物や被せ物の処置をするとなった場合、患者様にお伺いすることがあります。それは、どのような素材で詰め物や被せ物を作製するかということです。詰め物や被せ物はどの素材で作製するかによって保険適用ができるかどうかが決まります。つまり、かかる費用や詰め物や被せ物の寿命などが変わってくるということです。保険の範囲で処置を行うか、自費診療で被せ物や詰め物を作るかは、多くの患者様が悩むところではあります。検討する際のポイントを次でご紹介します。
●詰め物や被せ物の種類を決めるときのポイント●
詰め物や被せ物は作製する素材によって特徴が異なるため、担当医とよく相談しながら決めていくとよいでしょう。検討する際のポイントには、次のようなものがあります。
・保険診療か自費診療か
まずはここを検討しましょう。保険適用の詰め物や被せ物はほとんどが1万円以下で作製できますが、自費になると1本あたり数万円~10万円以上になることもあります。
・見た目
保険適用の詰め物や被せ物の多くは銀色の金属でつくられます。そのため、見た目を白くしたい方にはセラミックのような自費診療で使用できる素材がおすすめです。
・機能性や耐久性
詰め物や被せ物は、残念ながら一生もつとは限りません。金属の詰め物や被せ物の場合は、強度は高いものの経年劣化したり歯との隙間からむし歯が再発することがあるので注意が必要です。
●まとめ●
このように、詰め物と被せ物は似たようなものに見えますが実際には別の処置のことをいいます。詰め物や被せ物の処置を行う際には、担当医と相談しながら素材の種類などを決めていきましょう。
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