2023.08.03
こんにちは、abcデンタルクリニックです。
夏休み真っ只中のお子さまも多いかと思いますが、家にいる時間が長くなるとつい間食の回数が増えていませんか?むし歯を予防するには、おやつの食べ方に気をつけることもとても大切です。
●時間(回数)を決めて食べる●
むし歯は、歯のカルシウムやリンが溶け出して脱灰を起こすことで生じます。この原因となるのが、唾液が酸性になることです。糖質を含むものを食べたり飲んだりするとお口の中のむし歯原因菌が酸を産生し、唾液のpHが下がってお口の中が酸性に傾くのです。1日に何回もおやつを食べると、その回数だけお口の中が酸性になり、歯の脱灰が進みます。本来であれば唾液の作用により歯は再石灰化しますが、脱灰している時間が長く続くことで再石灰化ができなくなってしまうのです。したがって、歯が再石灰化する時間を確保するためにも、おやつをだらだらと食べないように時間(回数)を決めることが大切です。
●食べる量を決める●
いくらおやつを1日1回におさめたとしても、食事が食べられなくなるほどたくさん食べるのは厳禁です。例えば、ジュースはコップに移してあらかじめ飲む量を決める、大袋のお菓子は食べる分だけをお皿に出して食べるなどです。食べすぎは糖分やカロリーの摂取過多にもなるので、食生活のリズムを崩さないためにも食べる量には気をつけましょう。
●何を食べるか●
一言でおやつと言っても、様々なものがあります。何を食べるかということも重要です。例えば、スナック菓子やクッキー、キャラメルなどは口の中に長くとどまり、歯にもつきやすいお菓子です。そのようなおやつはむし歯になりやすくなります。せんべいやチーズ、するめ、小魚のように歯につきにくく、噛み応えのあるものはおやつとしてもおすすめです。よく噛むことで唾液の分泌も促進され、歯の再石灰化や食べかすを洗い流す作用を助けてくれます。
●まとめ●
このように、いくつかのことに気をつけておくと、おやつを食べてもむし歯を予防することができます。チョコレートやケーキなどはたまに楽しむ程度にし、日頃のおやつでは今回ご紹介したようなことを参考にしてみてください。
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