2024.03.04
こんにちは、abcデンタルクリニックです。
むし歯になってしまっても治療さえ終われば安心、と思っていませんか?実は、むし歯は一度治療をしても再発する可能性があるのです。今回はむし歯が再発する原因や対処法についてご紹介します。
●むし歯が再発してしまうのはなぜ?●
むし歯とは、プラーク(歯垢)中のむし歯原因菌が産出する酸により、歯が溶ける病気です。一度は治療が完了しているにもかかわらず、なぜむし歯は再発してしまうのでしょうか?それには以下のような原因が考えられます。
・詰め物や被せ物の劣化
むし歯を治療する際には、むし歯になってしまっている箇所を削り、その部分を詰め物や被せ物で補います。このとき、詰め物や被せ物の材料、完成度などにより早く劣化してしまうこともあるのです。すると、詰め物や被せ物と歯の間にわずかな隙間ができ、そこからむし歯の原因となる細菌が入り込んで再びむし歯になってしまいます。
・歯そのものの強度が下がる
むし歯の治療をした時点で、歯のエナメル質や象牙質を削っているため歯そのものの強度は低下してしまいます。そのため、同じお口の中の環境であっても他の歯に比べてむし歯が再発しやすくなる傾向にあるのです。
・歯磨き不足
もともとその歯がむし歯になってしまったことには、歯磨きが不足していたなど何かしらの原因があったはずです。むし歯の治療が完了したことで安心感が生まれ、歯磨きや定期検診をおろそかにしてしまうとむし歯の再発リスクも高くなります。
●むし歯の再発を防ぐためには●
むし歯の再発を予防するためには、毎日の丁寧な歯磨きと定期的な歯科検診が欠かせません。むし歯の原因の一つでもあるプラークをお口の中に残さないよう、正しく歯を磨きましょう。また、以前治療した銀歯をセラミックなどのより精度の高い詰め物や被せ物に作り替えることも一つの手段です。銀歯とセラミックの違いについては、次回のブログで詳しくご紹介します。
●まとめ●
このように、様々な原因からむし歯が再発してしまうことがあります。毎日の丁寧な歯磨きに加え、定期的なクリーニングや定期検診を欠かさないようにしてむし歯を予防しましょう。
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