2024.04.15
こんにちは、abcデンタルクリニックです。
口臭はデリケートな問題ではありますが、気になっている方も少なくないのではないでしょうか。口臭とひとくちに言ってもいくつか種類があり、原因も様々ですが、唾液の分泌量も口臭に大きく関係しています。
●口臭の種類●
口臭は大きく分けて以下の5つに分類されます。
1.生理的口臭
誰もが持つ口臭で、起きた直後や空腹時などに唾液の分泌量が減少する影響により臭いが強くなります。
2.病的口臭
病的口臭の約9割はむし歯や歯周病などのお口の中の病気によるものです。また、舌苔とよばれる舌に付着した細菌の塊が口臭の原因となっていることもよくあります。残りの1割は、呼吸器疾患や消化器疾患、糖尿病、肝臓疾患などが原因で起こります。
3.外因的口臭
にんにくやニラのような臭いの強い食品、もしくはたばこなどの外的な要因によって起こる口臭です。
4.ストレスによる口臭
ストレスや緊張などにより唾液の分泌量が減少すると、臭いが強くなります。
5.心理的口臭
実際には強い口臭がないにもかかわらず、強い臭いがあると思い込んでしまうケースをさします。
●口臭と唾液の関係●
前回のブログでもご紹介したように、唾液には様々な働きがあります。その中でも特に、口の中を洗い流す自浄作用や、口の中での細菌の活動を抑える抗菌作用、口の中の粘膜を保護する保護作用などは口臭の予防と深い関わりがあるといえるでしょう。また、唾液の分泌量が減ることによってむし歯や歯周病など病的口臭の原因となる疾患のリスクも高まります。お口の中を健康に保ち、口臭を予防するためにも、唾液の分泌量を維持することが必要です。
●唾液を減らさないためには●
口の中の乾燥を防ぎ、唾液の分泌量を減らさないためには、以下のようなことが大切です。
・よく噛んで食べる
・ストレスをためない
・口呼吸はせず、鼻呼吸にする
・唾液腺を刺激するマッサージを行う
・禁煙する
●まとめ●
今回は口臭と唾液の関係についてご紹介しました。口臭の原因は様々なものが複雑に関与しているケースも多いため、ご自身で原因を特定することは難しいものです。口臭や唾液の分泌量など、お口の中で気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
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