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キシリトールでむし歯予防

2024.05.07

こんにちは、abcデンタルクリニックです。

 

むし歯を予防するための方法として毎日のセルフケアや定期的な歯科医院の受診、フッ素の活用などが挙げられますが、キシリトールもむし歯の予防に効果があるのをご存じですか?キシリトールとはどのようなものなのか、また効果的な活用方法をご紹介します。

 

●キシリトールとは●

キシリトールとは天然の代用甘味料の一種で、ソルビトールやマルチトールと同じ「糖アルコール」の仲間です。むし歯を予防する効果があるとして、北欧諸国をはじめ世界中でガムやタブレットなどに使用されています。日本でも厚生労働省により食品添加物として認可されており、その活用方法が注目されています。

 

●キシリトールがもつ2つの効果●

キシリトールがむし歯の予防に効果的であるといわれているのには、次のような理由があります。

 

・唾液の分泌と歯の再石灰化を促進する

キシリトールをはじめとする糖アルコールには甘みがあり、この甘みが味覚を刺激して唾液の分泌を促します。特に、キシリトールを含むガムを噛んだ場合には噛むことによる刺激も加わり、さらに唾液の分泌が促進されます。また、キシリトールによりプラーク中のカルシウムレベルが上昇し、キシリトールとカルシウムの複合体が歯のエナメル質に侵入して歯の再石灰化を促進します。歯の再石灰化が促進されると歯質の強化に繋がり、むし歯を予防できます。

 

・むし歯の原因となる酸をつくらない

多くの糖アルコールが酸を作り出す一方、キシリトールに関してはむし歯の原因となる酸を産生することはありません。さらに、キシリトールはプラークの中に存在するショ糖を分解する酵素の活性を低下させる作用をもつため、これによりプラークの中で酸がつくられにくくしてくれます。

 

●キシリトールの効果的な活用方法●

キシリトールが配合されたガムなどを食後に摂取することが非常に有効であるといわれています。特に、キシリトールが50%以上配合されているガムやタブレットを毎食後に摂取するとキシリトールの効果を十分に引き出すことができます。

 

●まとめ●

今回はむし歯を予防するキシリトールについてご紹介しました。キシリトールの活用はむし歯の予防にも効果があるとされていますが、これだけではむし歯を予防できません。毎日の丁寧なセルフケアと定期的な歯科医院の受診を欠かさないようにし、効率よくむし歯を予防しましょう。 

投稿者:abcデンタルクリニック

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